３月１８日に、国土交通省より、全国の地価公示が発表されました。平成22年の1年間の地価は、全国的に依然として下落基調が続いていますが、下落率は縮小し、上昇・横ばい地点も増加しました。この地価公示は、国が、１月１日時点での全国の標準地の地価を３月に公表するものです。実は、この価格を公表するさいの評価作業を不動産鑑定士が行っています。その作業は、取引事例の収集等期間は長期にわたりますが、そのピークは１月初旬にきます。通常、年末年始の休暇として元旦前後１週間程度取られる方が多いと思います。ところが、不動産鑑定士は、地価公示の作業をやっている場合は、正月の休暇中も仕事をすることが多々あります。これは、地価公示の評価員である限り続くことと思います。サービス業の他にも、正月に働く仕事もあるものです。