イルカウォッチング
先日、熊本県の天草にて、イルカウォッチングをしてきました。天草地方に生息している野生のイルカを船から見るものです。大分の水族館「うみたまご」でイルカのジャンプ等のパフォーマンスを見まして、イルカに興味を覚えました。今度は、野生のイルカはどうかなと思い、天草へ出かけた次第です。
天草地方には、イルカウォッチングを企画している業者がいくつかあるようです。私が利用したのは、天草五橋に近い業者で、他と比較して料金がやや割高でした。これは、イルカが生息している場所まで、時間をかけて行くための、燃料代が嵩むことや、船がクルーザーを利用していること(漁船を利用しているものもあります)、専門のガイドが乗船していること等、付加価値を加えたことによるものと思います。
不動産の価格は、その不動産が有する効用により形成されます。住宅地であれば、快適性や利便性の優劣が、需要者の主要な選択指標となるものです。今回の業者選択も、冷房設備のあるキャビンで快適に過ごせますし、船より眺める景色も、心地よいものです。また、ガイドの女性も、感じが良かったので、概ね良好であり、付加価値に見合った効用はあったと言えると思いました。
対象となる物件の有する付加価値を如何に定量化し、価格に反映させるかは、不動産の鑑定評価も、イルカウォッチングの料金も同じで、需要者が如何に満足するかと言った観点も重要になってくると思います。財・サービスの価格形成は、様々であり、私も、日々研鑽を重ねて、これらのメカニズムを体得していきたいと考えています。
最後に、野生のイルカは、「うみたまご」のイルカと異なり、大きくジャンプするなどの派手なパフォーマンスはしませんが、大海原をゆったりと泳ぐ姿は、水族館の水槽では味わえない醍醐味があります。また、相当数のイルカが群れをなして泳ぐ姿は、素晴らしいものです。夏休みの過ごし方として、癒しを体感できた、今回のドライブは、有意義であり私にとって大切な1日となりました。