多くの企業では、そろそろ来年の異動の話が出るころでしょうか？年度末に向

けて転勤、就職、就学など引越しの準備をする人が増えてくる時期です。そこ

で、引越しに関する手続きをネットで楽チンにする方法をご紹介します。

※手続きによっては、各地域自治体で方法が異なる場合があります。詳細は現

在お住まいの地域、引越し予定の地域それぞれの関係機関へご確認ください。

 □　引越業者の選定

　　「引越し　見積り」と検索すると、一括見積りをしてくれるサイトがいく

　　つか出てきます。見積りサイトで条件を入力し、おおよその見積りを出し

　　てもらい、気になる業者と詳細をつめていきます。

□　住所の変更（転出・転入）

 　　住所変更については、各地域の市役所、区役所等へ直接足を運ぶ必要があ

　　ります。住民基本台帳カードがあればネットで手続きできる自治体もある

　　ようです。

□　住民票の取得

 　　住民票の取得も受け付けている自治体は少ないものの、住民基本台帳カー

　　ドがあればネットでのやり取りが可能です。

　　郵便小為替という証書を使うことで、郵送でのやり取りも可能な自治体が

　　あります。どうしても仕事を休んでまで行けない人には、郵送でのやり取

　　りはオススメです。

□　運転免許証の変更

 　　残念ながら、この手続き警察署や運転免許センターに直接出向く必要があ

　　ります。

□　郵便局への転送依頼

 　　http://welcometown.post.japanpost.jp/etn/

　　郵便局はネットから転送サービスの申し込みが可能です。いつから変更す

　　るのか日にちを選択することができるので、前もって申し込みをしておく

　　ことをオススメします。

□　電気、ガス、水道の解約・新住所での契約

 　　地域管轄の提供会社のHPを見ると、『引越しの手続きについて』といった

　　ページが用意されています。ほとんどがこのページで、旧住居での解約と

　　新住居での新規契約を同時に済ませることができるようになっています。

　　サービスによっては解約の際に立会いが必要な場合もありますが、希望日

　　を入力すると後日連絡が来るようになっています。

□　クレジットカード

　　HPの会員専用画面を開くと、会員情報変更のページがあります。会員専用

　　ページで住所変更をすれば完了します。

□　通 帳

 　　各種銀行によって違いますが、重要な情報を扱うこともあり、窓口で手続

　　きをするか、住所変更申請用紙をネットで請求することが基本です。イン

　　ターネットバンキングを利用していれば、会員専用ページで変更すること

　　も可能です。

いかがでしょうか？ネットを利用して、ほとんどの手続きができてしまいます。

また、2009年11月24日には経済産業省が【引越しワンストップサービス】

http://www.meti.go.jp/press/20091124003/20091124003.html

というサービスの実験を始めました。これは、電気・ガス・水道など各地域の

事業者に一括して引越しの連絡をすることで、手続きを１度で済ませてしまう

ことができるサービスです。まだ実験が始まったばかりですので、加盟事業者

の数は少なく、一度に済まないかもしれませんが、今後の検証次第では、引越

しにかかる手続きがかなり効率化できるでしょう。

引越しは何かとバタバタしがちです。こういった手続きをスムーズに進めるこ

とで、仕事に影響を与えないように引越しをすることができるでしょう。