スタートアップ!ちくほう
1.「オリーブを田川特産に」
幾つかの新聞朝刊にも出ていたかもしれませんが,昨日朝,ラジオでこういうニュースを耳にしました。
何でも田川市が,オリーブを市の特産品として新たな産業創出につなげるための実証栽培に乗り出したとのこと。
しかも,その栽培には,同市内にある県立田川科学技術高等学校・生命科学科が協力,同校内にオリーブ4品種の苗木及び成木合計22本を植えたそうです。
市長さんは「オリーブ生産を10年,20年後に必ず新たな農業,産業にするためのスタートラインに立てた。」とコメント。
記事でも触れられていますが,オリーブは,オリーブ油を中心に,日常生活でもよく目にしますし,料理に使われることも多いですが,「国内産」というとほとんど目にしません。
つまり国内需要と供給が明らかに「需要」に傾いていると言えます。
そういった商品に着目し,10年後20年後には「田川(市)」ブランドのオリーブ,あるいはオリーブ油等の製品が「国内ブランド」の一つとして市場で評価され,その結果,生産から加工,販売という各産業が市に定着し,雇用が生まれ,さらにその結果,住民が増え…という未来を見据えての「スタート」でしょうか。
しかも,これに市内にある高校,つまり高校生が関わっていく。
何だか朝から「わくわくする」ニュースを聴いて,得をした気分になりました。
一方,今年の7月には,嘉麻市に,「市民目線での地方創生の実践」と「持続可能型地域」を創るという,まさに「まちづくり」を経営理念として掲げた「株式会社かま」という会社が設立されたそうです。
行政でも大企業でもない,市民による市民のためのまちづくり。
こういう情報を耳にすると,「筑豊もまだまだ元気だ!」と勇気づけられずにはいられません。
私を含め「旭経営アシスト」のメンバーも,目の前の仕事も大切ですが,自分たちの住む地域や子どもたちのことを思い,時には遠い将来に目を向けて,「まちづくり」という「一大事業」に携わる…いつか,そういうお仕事ができると幸せです。
(弁護士 小山 明輝)
“飯塚にある旭経営アシストでは無料相談会を実施しております。
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