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社会保険労務士 栗林 隆

言葉の不思議

私たちは、物事を考えるとき頭の中で内面的会話をしています。

例えば、おなかがすいているとき「今日は何を食べようかな~」なんて感じで、声は出していないのに頭の中でしゃべっていることはよくあります。

瞑想などをするときは、この内面的会話が雑念となって邪魔になるので、意味のない言葉を「マントラ」として用いたりもします。

ところで、この誰でも普通にやっている、「内的会話」、太古の人たちはできなかったそうです。

 

その理由は、脳の構造にあって・・・右脳と左脳がつながっていないかのような構造だったからのようです。

NLP(神経言語プログラミング)の権威 クリスティーナ・ホール女史によると・・・。

今普通に使われている、セルフ「自己」という言葉も西暦1400年ごろになって登場してきたのだそうです。

このセルフ(自己)という言葉の登場で、セルフリフレクション(自己洞察)やセルフウエアネス(自分に関する気づき)といったことができるようになったのだそうです。

ヨーロッパでルネッサンスが花開いた時期でもあります。

私たちは、当たり前のように言葉を使っていますが、今となっては、あって当然のような「言葉」も人間の進化とともに発達してきたみたいですね。

もし、今使った「自己」や「考える」などという頭の中にしか存在しない(概念を表す言葉)が、ないと想像すると・・・。

おっと!「想像」という言葉もその1つですが・・・。

はたして、人間はどのような進化ができたでしょうか?

 

現代社会においては、日本語も含めて、言葉というものは、これ以上進化しないと、なんとなく感じていたのですが。

もしかしたら、この先、想像もつかない新しい言葉で表される新しい概念が登場したとしたら・・・。

人間社会は、劇的に進化するのかもしれないですね。

言葉って、つくづく不思議なものなんですね~。

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