改正雇用保険法の原案を発表
厚生労働省が「改正雇用保険法」の原案を明らかにしました。
来年の通常国会に提出し、来年4月からの施行を目指すとしています。
主な内容は、
(1)加入に必要な雇用見込み期間の短縮
雇用保険への加入の際に必要とされる雇用見込み期間について、現行
の「6カ月以上」から「31日以上」に短縮するとしています。この適用拡大
により、新たに255万人が雇用保険の加入対象になると試算されています。
(2)雇用保険料率の引上げ
労使折半とされている雇用保険料率について、現行の「0.8%」から
「1.2%」に引き上げるとしています。
(3)未加入扱いの遡及期間の延長
保険料を納付したにもかかわらず手続上の問題により未加入扱いと
なった人の遡及期間について、現行の「2年まで」から「2年超」とする
としています。