先月、福岡県より平成29年7月1日時点での土地価格（地価調査価格）が発表されました。国の地価公示は、毎年１月1日時点での価格であり、土地の取引の指標となる有益な情報と言えます。福岡県全体の全用途の対前年平均変動率は＋0.9％（前年は＋0.2％）、住宅及び商業地では、2年連続上昇、住宅地では、平成7年以来22年ぶりに上昇し、全体としては、何れも回復基調にあります。　

北九州市においても、対前年変動率が、住宅地が下げ止まり、商業地が上昇に転じました。しかし、空き店舗の多い商業地や、傾斜地等の住宅地等、いまだ、下落している地点もあります。以前より、地価の優劣の2極化が指摘されていましたが、地価の回復基調にある現在においても、同様の傾向が伺えます。

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